The Phantom of the Opera


あらすじ

   パリ・オペラ座でリハーサルの最中セットが落ち、主役がやめ、スター無しとなってしまう。代役となったクリスティーヌは見事な歌でオペラを成功させる。そこで、彼女は幼なじみのラウルと再会する。クリスティーヌには歌の教師がいて、毎晩オペラ座の地下室でレッスンを受けている。彼の正体はオペラ座の怪人、ファントムである。クリスティーヌに恋をしたファントムはクリスティーヌを主役にしようとするが、支配人はそれを無視し、カルロッタを主役にする。怒ったファントムは自分の正体を見た大道具を殺し、シャンデリアを舞台へ落とす。一方クリスティーヌはラウルと恋に落ち、二人で逃げることを約束する。仮面舞踏会に再びファントムが現われ、自分の書いたオペラを上演するよう言い、上演される。その最中、役者を殺し、その役になりすましたファントムはクリスティーヌをさらい、その後をラウルが追う。ファントムはラウルを罠にかけ首にロープを巻きつけ、クリスティーヌに自分を受け入れるかそれともラウルの死を選ぶか迫る。迷ったあげくクリスティーヌはファントムにキスをし、正気に戻ったファントムは二人を逃がす。群集が地下室に着いた時に、そこに残されていたのは白い仮面だけであった。



感想

   上のあらすじはその後、日本で観たりして理解したあらすじであって、この時はこんなに詳しく理解できなかった。前回美女と野獣を観てミュージカルを好きになりかけていた私は、今度はかの有名な「オペラ座の怪人」を観ようと意気込んで足を運んだのだが、英語が少ししか理解できなかった。やはり「美女と野獣」はディズニーということもあり、やさしい英語だったのね、ということに気づいた。 しかしあまり英語は理解できなくても、だいたいはストーリーを理解することができた。その結果、とめどなく流れる涙の洪水。私はファントムに感情移入してしまったこともあり、「うん、わかるよ、お前の気持ち」とはげましてやりたくなった。最後、クリスティーヌがファントムにキスするが、この時は英語理解不足のため、「え?どうしてファントムに?」と思ったが、結局ファントムちゃんは振られちゃったみたいで、「マスカレーード」とさみしく歌うところは切ないのー。ファントムは醜い姿であるばかりに愛されることを知らずに生きてきた結果、愛しかたがわからなかったのだろう。だからこそ愛することは奪うことだと勘違いしてしまったのだ。まあ、俗っぽく言えば、ストーカーってやつですよ。でも人殺しちゃだめじゃない。

   もう一つの目玉として、シャンデリアがあるのだが、シャンデリアが落ちてくるシーンはすごい、という噂を耳にしていたので、期待していたのだが、ちょっと期待外れ。なんかゆーっくり落ちてくるし、そんなにでかくないし。でも、歌唱力にはおどろきです。クリスティーヌよりカルロッタの人のほうが歌が上手かったのが残念だったけど。ただこのせつないストーリーに劇場でた後も涙が止まらなかった。ニューヨークの街を一人、涙を流しながら歩く独りの男。ちょっとかっこいい?気持ち悪いっていうな!!



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