ラ・マンチャの男


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感想

   この作品2回目です。あるルートからただ券が手に入ったので、行ってまいりました。やっぱり、いいね。ますます幸四郎ちゃんが大好きになってしまいました。あの渋い声がたまりません。「ダルシネーーラーー」と歌う甘い声もたまりません。その声を真似たくて、帰りの自転車で大声で歌いながら、走ってしまいましたよ。今回は松たかこの代わりにお姉さんの松本紀保さんだったのですが、どっちもどんぐりのせいくらべってところでしょうか。ちなみに紀保(きほ)という名前はドン・キホーテからきているそうなので、ちょっと期待していたのですが。

   内容に触れると、ドン・キホーテは家族たちに夢ばかり見ていることを嫌がられていますが、実は彼らは多分うらやましがってるんじゃないかと感じた。人生を生きていくには必ずどこかで現実と折り合いをつけていかなくてはならないからだ。それをせずに、自由に生きているキホーテはまさに人間の理想の生き方なのである。就職活動をしている人にとってはいいミュージカルだと思う。夢を持って、就職活動をしている人達、どこか自分には無理だとあきらめて、現実的な、あまり興味のないような会社を受けたりしていませんか。自分の信念を持って、一生懸命夢に突き進んでいけば、きっとその夢はかなうと思いますよ。なんの能力もない僕でも、夢だけを持ってマスコミという業種に無謀にも挑戦した結果、運良くマスコミ関係に就職決まったんですから。この物語はそういう夢を見続ける勇気というものを与えてくれる、いい作品でした。



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