オペラ座の怪人


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感想

   やっぱりニューヨークに来たら、定番のこれを観ないわけにはいかないでしょう。というわけで、観てきました、オペラ座の怪人。実はこれは4回目なんです。ニューヨーク、ロンドン、東京と三個所で観てきて、今日再びニューヨークで観るというわけです。今まではやはり本家本元のロンドンが一番素晴らしかった。前回ニューヨークで観た時は、主役のクリスティーヌの人の歌が下手ではなかったけど、あまり上手いとは思えなかった。しかし2年後の今回はロンドンのクリスティーヌに迫るくらいの勢いで、結構上手でした。

   良質の歌を聞きたい時は、このミュージカルが一番ですね。劇の中でオペラをやるシーンなどがあるので、歌はかなり聞きごたえがあり、鳥肌がたちます。

   物語も僕は結構好きで、ファントムが泣かせてくれます。ただ一つ残念なのは、ニューヨークのシャンデリアはやっぱり落ちる速度が遅い。何ででしょうか。ストーリーについて僕が今日思ったのは、この物語は人種差別的要素を含んでいる気がする。まぁファントムの顔は奇形だから、人種とは違うんだけど、クリスティーヌはあれは絶対顔で選んでるでしょう。口では「あなたの醜いのは顔じゃなくて心よ」とか言ってるけど、もしファントムがみっちゃかっこよかったらそのまま恋に落ちてるって、絶対。そうすると、つまりファントムは生まれもった顔のせいで、判断されているわけだから、これは立派な人種差別ではないでしょうか。うがった見方をして、すいません。でも4回も観てると、素直に観れなくなってくるんですよ。そう考えると僕はファントムに同情してしまいます。

   会場は満席でこの作品の人気はまだまだ衰えないようです。それだけ良質の作品ということでしょう。僕も4回も観てしまうくらいですからね。だれだ!!ミュージカルバカって言ったのは。



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