RENT


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感想

   今日まで約一ヶ月間、禁レントと題して、大好きなRENTのCDを聞かずに、ずっとRENTへの欲求を溜めてきました。そして迎えたこの日。舞台にキャストが登場して、Markの第一声、”We are beginning on Christmas Eve”というセリフが聞えた途端、すでにウルっときてしまいました。そして I’ll cover youの頃にはもう涙がしたたり落ち、そしてAngelが死んだ時には号泣でございました。それだけこのRENTは素晴らしかったのです。何が素晴らしかったって?そりゃあの芸達者ぶりですよ。日本版では山本耕次以外はみんなミュージシャンだったので、演技力がなくても無理ないですが、今回は本場アメリカからの来日公演ということで、自分の歌がないところでも、ちょっとした芝居をしてるのです。それもアメリカンな仕草なのでなおさらRENTっぽくて最高でした。

   さて、個々のキャラを見ていくと、まずステキなのがMaureen。パフォーマンスでは何度も大爆笑を起こし、かなり盛り上げ上手ぶりを発揮していました。さらにそれだけではなく、例えばAngelの葬式の時には泣いてたり、ちょっとした演技がかなり光ってました。助演女優賞は彼女にあげたい。そしてRogerは文句無しにかっこいい。かなりの美形ですよ。まじで。もうRogerは歌うまいとか関係ない。かっこよければそれでいいんです。次はAngel。黒人で、見た目は決してかわいいとは言えないけど、仕草とかがもろ女の子でした。さすが本場です。もしかしたらほんまもんのおかまちゃんかもよ。そんでもってMarkはやっぱりなくてはならないでしょう。見事なMarkに仕上がって、みんなを引っ張っていましたよ。このように個々のキャラがめちゃレベル高かった。

   結局、今回のRENTの印象は、キャストがすごく自分達で楽しもうとしている様子が僕たちに伝わってきて、見ていてとても楽しかった。そして何より観客の人達がとても盛り上がってて、日本ではめったにない、観客とキャストが一つになる伝説のミュージカルとなったのではないだろうか。



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