RENT


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感想

   前回RENTを見に行ってからまだ2日しか経っていませんが、再び行ってしまいました。二日前とキャストは全く同じですが、今日のほうが演技にキレがあったように思いました。やはり前回は一日2回公演の2回目だったので、おつかれだったのでしょうか。それにしてもこの文京シビックホールはでかい。最近できたばかりの新しい劇場なのできれいなのですが、後ろのほうだと全然ノレないような気がします。幸い僕は両日とも前から10番目以内だったのでもう最高でしたが。

   しかし一緒に行った人は初めて観た人だったのですが、理解できなかったということでした。そうか、やはりある程度ストーリーや人物関係などを知っておいてから観にいったほうがいいのかな。結構早口の歌が多いのでついていけないのかも。ストーリーと関係ない歌を歌ってるかと思ったら、ポンと重要なセリフが出てくるのでじっくり見てないと見逃してしまったりしてしまいますからね。そう考えてみると僕が初めてRENTを観た時は最高のシチュエーションだったといえるのでしょう。だって学校の授業で途中までじっくり読んで、肝心要のクライマックスは知らなかった訳ですから。そりゃ、はまる訳です。

   なにか素晴らしいものを観ると、よく寒気を感じることありますよね。例えばライブを観に行ったり、映画を観たりしてる時に感動するとゾーーっとくるあれです。今日はそれがすごかった。ちょっとやそっとのゾーーではありませんよ。ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞおおおおーーーーくらいですか。特にWhat you ownの時は大変でした。あの曲はロジャーとマークが本当の自分というものを発見し、自分が一人ではないことを理解する歌なのですが、マークがアレクシーに電話して “I quit!!”というところがとても好きです。今日それだけ感動したのはやはりあの役者さん達が素晴らしかったということなのでしょう。日本人のキャストとの違いはものすごい。これほどレベルが違うなんて。やはりアメリカ人と日本人じゃ作りが違うんですかね。またアメリカ人が演じるとそこに人種というものも出てくるので、なおさら物語が深くなる気がします。

   一週間に2回もRENTを観てしまうなんて今週はとても幸せな一週間でした。でもこれからしばらくRENTを観られないと思うと寂しさいっぱいです。きっとこれからもアホのようにCDを聞きつづけることでしょう。なぜならRENTは僕が世界で一番大好きなミュージカルだから。



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